
曲の手引き。作曲の経緯と作品のデータ、出典。
武満は1970年代の終わりごろから、「雨」や「海」といった水にまつわる題をもつ作品を書き継いでおり、このピアノ小品もその系列に属する。発想のもとは大江健三郎の連作短編「雨の木(レイン・ツリー)」。そこに登場する雨の木は、細かな葉に雨水をためておき、雨がやんだあとまでしずくを落とし続けるという。曲は中間部の前後に同じ素材を置く三部形式(A-B-Aの形)で書かれている。冒頭から両手が細かな音型を刻み、響きが消えていく最後の瞬間まで耳を澄まさせる場面がある。武満のピアノ曲のなかでは、リズムの輪郭が比較的はっきりした一曲である。
| 作曲年 | 1982 |
|---|---|
| 編成 | ピアノ独奏 |
| 人数 | 1人 |
| 演奏時間 | 約 3 分 |
| 別名・表記 | 雨の樹素描 / レイン・ツリー・スケッチ / Rain Tree Sketch I |
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調べた日:2026-10-16
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