
曲の手引き。作曲の経緯と作品のデータ、出典。
ヴェルレーヌの詩による全10曲の歌曲集。緑内障で視力を脅かされ、第一次世界大戦の暗い影が身辺に及んでいた時期に書かれた作品で、標題どおり倦怠と悲嘆が詩の中心をなす。とはいえ音楽は絶望一色ではなく、翳りを帯びた抒情と気品ある和声で詩の情感を包み込む。ピアノは時に翼を得たように大きく羽ばたき、終曲「海景」では悪夢のような嵐の疾走を描いて全曲を力強く締めくくる。作曲者自身による管弦楽伴奏版も残された。
| 作曲年 | 1915–1916 |
|---|---|
| 編成 | ソプラノとピアノ |
| 人数 | 2人 |
| 編曲 | 管弦楽伴奏版あり(作曲者) |
| 楽章・曲 | 果てしない平原の倦怠の中で(Dans l'interminable ennui de la plaine) / 大きな黒い眠り(Un grand sommeil noir) / 憂鬱(Spleen) / 感傷的な散歩(Promenade sentimentale) / ある女に(À une femme) / セレナード(Sérénade) / 角笛の音(Le son du cor) / サッフォー(Sapho) / 偽りの晴れ日(Les faux beaux jours) / 海景(Marine) |
| 演奏時間 | 約 32 分 |
| 別名・表記 | Spleens et Détresses / Spleen and Distress / スプリーンと苦悩 |
Wikipedia を参考にした記述は CC BY-SA 4.0 のもとで公開されている記事に基づき、この本の文章として書き直しています。
調べた日:2026-10-16
銀座6丁目のクラシック音楽バー「アンク」では、毎夜 20:00 から生演奏があります。今週のスケジュール ›